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梅見の季節が待ち遠しいです。大江橋クリニック会員制ブログ

Sj194_l風が春めいてきています。
私は桜よりも梅のほうが、実は風情があって好きです。
桜はみずとも梅はかならず見に行きます。
場所はやはり北野天満宮でしょう。
平安時代も、花見といえば桜よりも梅見の方がさかんだったとか。

東風ふかば におひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ

旧暦1月25日は、昌泰の変で、菅原道真が太宰府に左遷された日です。
これは、道真が邸宅を離れる際に、詠んだ和歌と伝えられ、
道真の邸宅にあった梅は、道真の後を追って一晩で京から太宰府まで飛んだと伝えられています。
そのことから、この梅は飛梅と呼ばれ、
今も太宰府天満宮のご神木として、信仰を集めています。

その後、太宰府に左遷された道真の生活は、困窮を極め、太宰府で亡くなります。
道真を讒訴したとされる藤原時平は京で栄華を極めます。
では、なぜ、その左遷され現地で没したはずの道真が、日本中で信仰されるに至ったのでしょうか?

道真の死後、
京には異変が相次ぎます。
時平が、39歳で病死。
東宮の保明親王、その息子の慶頼王が次々に病死。
時平とその子孫は、藤原氏の嫡流の座からも転げ落ち、
道真に好意的だった時平の弟・忠平の子孫が藤原氏の嫡流の座を得ます。

追い打ちをかけるように、さらに京では異変が続きます。
朝議中の清涼殿が落雷を受け、
昌泰の変に関与した、朝廷要人に多くの死傷者が出ます。
前代未聞の不祥事です。
これらを道真の祟りだと恐れた朝廷は、
道真に太政大臣の位を追贈し、子孫を京に呼び返すなどの恩赦をあたえます。

清涼殿落雷事件から道真の怨霊は雷神とされ、
雷神を祭る北野の地に、道真の怨霊を鎮めようと北野天満宮を建立されます。
もともとは、災害を鎮めるための天神信仰が、全国に広まり、
災害の記憶が風化するに従い、道真が生前優れた学者・詩人であったことから、
天神は学問の神として信仰されるようになったといいます。


この話を聞くと、海老蔵の事件を思い出します。
役者は四谷怪談を演じる前に、必ずお岩稲荷に参拝するそうです。
海老蔵は四谷怪談を演じるにもかかわらず、お参りに行かなかったから、
お岩さんと同じように左目を負傷した。というお話です。

お岩さんの旦那さん、田村伊右衛門を気に入った伊藤喜兵衛は、自分の娘に娶せるため、
お岩さんが邪魔になり、お岩さんに毒を盛り、
お岩さんの顔が崩れたと言われており、
海老蔵の表だった加害者は、伊藤リオンだから、
これはお岩さんの因縁だと、歌舞伎界でまことしやかに、囁かれていたという話。

人は何か思い通りに行かなくなると、
過去の自分の反省すべき行動に結びつけて考えるらしい。
何か心とがめることがあると、そのためではないか?と
超常現象に責をおき、自分に責はなく、自分を超える何かに、その責任の端を押しつけるようです。

今はとんと見なくなりましたが、
清く正しく美しくという標語は、何十年か前は、
どこの小学校にも掲げられるモットーだったはずです。

病は気から。と言う言葉があります。
有効な薬がない時代は祈祷をして、やましい気持ちをおさめて体の本復を願ったのでしょう。

道真の事件もそうでしょう。
何かを終わらせるには、何かを捨てねばなりません。

人間が、真っ直ぐに生きていくことは、それほど難しいことなのでしょうか?
庶民の私には、しょせん真っ直ぐに生きていくしか道はないのでしょうか?
人々が災害を忘れても、信仰は残っています。
そして、飛梅は毎年、道真との約束を守り、他の梅に先がけて、
日本に春が来たことを、一番に人々に告げつづけています。
北野天満宮にお参りするたびに、庶民で良かったと思う私でもあります。

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