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女一人に婿千人?  大江橋クリニック会員制ブログ

F008054就職にたどり着くまで、何度も面接を受けたというお話を聞きます。
中之島に本社がある、とある有名企業に内定をもらうために、9度も足を運んだという話も。
日本の就職ってこんなに大変だったっけ?

はい。
それにも勝る就職難は平安時代。
良い家に仕えるにも、就職を斡旋してもらうにも縁故採用しか道はありませんでした。
特に跡継ぎ息子ではない男子は、射程範囲内の少しでも良い家の姫君と結婚することがなんと言っても、出世の早道でした。
藤原道長は運が良かったとはいえ、三男でありながら栄華をつかみましたね。
それには妻の存在が大きく作用していました。

でも、平安時代は通い婚でしょう?
光源氏みたいに、男性が一方的に思いを募らせて姫君の寝床をおそうと結婚していたんじゃないの?
それは、あくまで世間体です。
結婚式の日に、媒酌人が「新婦は有名女子大学を優秀な成績で卒業し・・・」と同じです。


平安時代の結婚は、
まずはねらいを定めた姫君を得るために、まずは男子はラブレター攻撃をかけねばなりません。
女房が、逆にねらいを定めた男子に、あらかじめ姫君が美しいという噂を流したとしても、
ラブレター攻撃なしにコトはすすみません。
ラブレターは、「スキ はぁと。」などといった稚拙な告白では次はありません。
文字数も枕詞も必要な和歌というものを詠まねばなりません。
それも何度も何度も。

和歌は歌詞のようなものです。
メロディーなども流行があったはず。
それを即興でさらりと時事に合わせて詠む。くちづさむ。
キーワードは風雅。
下ネタで笑いをとるなどもってのほか。
なんとハードルの高いラブコール。

その和歌は、たぶん使い回しは不可だったと思われます。
姫君に使える女房たちは、各家の女房同士ツーツーの中。
この女房たちに和歌のラブレターはまわし読みされますので。
そう。まずは書類審査なのです。
それも何度も何度も送りつづけなくてはなりません。
うるわしい字を書き付ける紙にも十分に気をつかって。
もちろんラブレターを届ける家人もセレクトを重ねて。
ときには品の良い冗談を女房たちに投げかけます。


そして、書類審査にパスすると、
次に行われるのは、身体検査。
容貌などはもちろんのこと。
必要とあらば女房たちによる”契りのリハーサル審査”を経て、
合格点をもらうとやっと姫君のもとへ送り込まれます。
ここまでの担当面接官は、主に年かさのオバサマ女房たちです。
あぁ。

そして、首尾良く姫君と契れたとしても、まだまだ姫君の顔すら拝めません。
日の光のもと、姫君と対面できるのは、結婚して3日間夜離れすることなく通ってからのこと。
3日間、契った後すぐにラブレター代わりの和歌を詠み続け、
真っ暗闇で顔も見たこともない女子に向かって、「魅力的だ」「美しい」「私の心はあなたに狂わされた」などと言いつづけなくてはなりません。
そのうえ、何と一旦結婚してしまうと返品不可という、男子にはとてもリスキーな結婚でした。
ここまで聞くと、窓辺でスキになった女子に歌を歌うイタリア男子も真っ青でしょう。

平安時代は、女性の社会進出が不可能だった時代でした。
姫君の将来は、将来の女房の食い扶持にも関わります。
また、男子も良い家の姫君と結婚してはやく実家を出ねばなりません。
姉妹の婿君が実家に通ってくるようになります。
お互いに適当な相手を選ぶのに、このような手順が必要だったのでしょう。


現代の女子が、男子を選ぶのにもこうした手順が必要なのでは?
出会ってすぐに、暗いところで二人っきりになっしまっては、相手の良いところしかみえませんよね。

話がそれました。
姫君の数は決まっており、一人の姫君に何千人も婿君は必要ないことを考えると、
就職難は今に始まったことではなさそうですね。

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