2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のコメント

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 大阪市内急病診療所のご紹介 大江橋クリニック会員制ブログ | トップページ | ホームページを改訂することに 大江橋クリニック会員制ブログ »

私は紫の花の前で 大江橋クリニック会員制ブログ

070515_144904どこで撮った写真だと思われますか?
「素人写真でしょ。」
おっしゃるとおりです。
これは、私が撮った御堂筋大江橋北詰交差点の写真です。
道路脇の一角に咲く花です。
私にも、ようやく花に目をとめる余裕が出てきたのかもしれません。

この彩りをみると一つの歌を思い出します。
紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞみる
現代語に要約すると、あなたにつながる縁すべてがいとおしく思います。

紫を日本では神秘的な色として認識していたそうです。
そのためか、歌においては美女を紫に例えることが多く、
源氏物語の紫の上(若紫)も、源氏物語の中で美女として登場しています。

なぜなら、紫色は紫草の根が染料に使われましたが、
紫草の栽培は難しく、衣を染めるほどの大量の紫を使うことができる人は権力者だけだったようです。
日本では律令時代、深紫を禁色とし、一位の公卿の色として定めていました。
ですが一位とはいえ、紫は臣下が使う色だったのですね。

禁色の中でも、絶対禁色という色が定められていました。
その中でも、天皇以外、誰も使用することが出来ない絶対禁色は、黄櫨染(こうろぜん)。
天皇の御袍にのみ用いられ、真昼の太陽の色を表しているとされています。

とすると、この歌に、紫と例えられる美女は、読み人にとってどんな美女だったのでしょうか?
紫の上は、父は兵部卿の宮様でしたが側室の子女で、源氏と結婚はしても不遇でしたね。
他に紫に例えられる有名な女性は、額田王。
王とつくところから皇族の末裔と考えられています。
現在の解釈では美しさゆえに二人の皇子に奪い合われたのではなく、
皇子が、額田を得ると皇位につくのに優位に作用する、何らかの影響力があったのではないかと考えられています。

人の思いをたぐるのはとても難しいこと。
私はどれくらい相手を理解できているのだろう?
自分が想像できる範囲は、たぶん自分が経験したり見聞きした域を越えないでしょう。
道路脇の花ひとつ見ても感じることは人それぞれ。
目にとまらない人もあるでしょう。
そういえば釈迦は菩提樹の下で悟りをひらいたのでしたね。

知識見聞の領分を広くして、物事の道理わきまえ、人たる者の職分を知ることなり。知識見聞を開くためには、あるいは人の言を聞き、あるいはみずから工夫をめぐらし、あるいは書物をも読まざるべからず。ゆえに学問には文字を知ること必要なれども、古来世の人の思うごとく、ただ文字を読むのみをもって学問とするは大いなる心得違いなり。

私は仕事柄、たくさんの方の文章を読んだりお会いして話す機会をいただいています。
その時に気がつくことは、書くこと話すことは、自分を隠せないということです。
このブログがこれからも皆様に愛されるように。
学ぶことを続けます。

« 大阪市内急病診療所のご紹介 大江橋クリニック会員制ブログ | トップページ | ホームページを改訂することに 大江橋クリニック会員制ブログ »

大江橋クリニック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/547716/52509570

この記事へのトラックバック一覧です: 私は紫の花の前で 大江橋クリニック会員制ブログ:

« 大阪市内急病診療所のご紹介 大江橋クリニック会員制ブログ | トップページ | ホームページを改訂することに 大江橋クリニック会員制ブログ »